地方の労働力不足、人口問題の解決に フリーランス人材の活用を
~市場価値の適正評価 やりたい仕事を働きやすい環境で~
INTLOOP株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:林 博文、以下当社)では、ITエンジニアやコンサルタントのフリーランス人材と企業のプロジェクト案件をマッチングするサービスを展開しています。近年はフリーランスという働き方が注目されていますが、首都圏だけでなく、地方在住でフリーランスという働き方も広がってきています。今回は、当社のサービスを利用して仕事をしている北海道在住のフリーランス人材の働き方を紹介します。
■続く地方の労働力不足、フリーランス人材の活用で地方創生を
総務省統計局『労働力調査』によると、1997年に比べて2018年では、地方の多くの地域で労働力人口が減少しています。また、地方では人口減少も深刻な問題です。
一方で近年、雇用に捉われない働き方としてフリーランスが注目されています。特にエンジニアなど、専門性の高いプロフェッショナル人材のニーズは高まっており、リモートワークを活用することで、どの地域にいても仕事をすることが可能になってきています。
当社では、ITエンジニアや様々な領域のコンサルタントと企業のプロジェクト案件のマッチングを行う『TECH STOCK(テックストック)』と『High Performer(ハイパフォーマー)』という2つのサービスを展開しています。北海道、大阪、福岡など地方で対応可能な案件もおよそ150件あり、地方でフリーランスとして働く方も増えています。
本ニュースレターでは、地方創生のカギとなる人口問題・労働力不足問題の解決の糸口として、北海道在住でフリーランスエンジニアとして仕事と地域に密着した活動を行っている2名の働き方の事例を紹介します。
【地元・北海道でフリーランスとして独立 趣味もスキルアップも両立させる働き方】
上戸鎖 保幸(かみとくさり やすゆき)氏 44歳男性・北海道在住
――――――これまでの経歴・現在の仕事内容
日本タイムシェア株式会社に12年所属し、業務アプリケーションの開発に携わっていました。現在はフリーランスとして、個人や一般企業がWeb上だけで商品を売買できる仕組みの中で使われる、オートメーション化した倉庫を管理するシステムを作っており、テスト計画・設計、品質管理、CI/CD環境の構築等をおこなっています。
――――――なぜフリーランスとして仕事をしようと思ったのか
前職で評価がなかなか給与に反映されない状態が続いていたため、自分の市場価値を適正に評価してもらえる環境に身を置きたいと強く思い、フリーランスとして独立しました。今は市場価値を適正に評価してもらえていると感じていて、年収は1.5倍になりました。
―――――― 日ごろのスケジュール
1週間のスケジュールは、火曜日~金曜日を仕事の日としています。月曜日は自分自身のスキルアップのための勉強の日に設定していて、勉強したり、スキルアップに繋がる仕事をしたり、ブログをかいてインプットしたことを整理する日にあてています。
――――――地域密着の活動について
北海道のエンジニア向け勉強会の活動に参加しています。勉強会の運営にも携わり、自分自身も勉強しながら、エンジニアの人脈作りにも役立っていて、仕事の受注経路が増えるきっかけにもなっています。北海道のエンジニアのスキルベースを向上させることを目標に、活動をしています。
――――――今後の目標
いずれは自分で事業を始めたいという想いがあります。また、札幌のエンジニアのスキル水準向上にも役立ちたいです。価格ではなく仕事の質で札幌のエンジニアを選んでもらえる状態を目指して、わざわざ東京からも足を運んでもらえるような勉強会なども開催していきたいと思っています。
――――――フリーランスとして活躍し続けるために
今、私は44歳ですが、フリーランスとしてやっていた上の世代の人の時代とは変わってきています。エンジニアの寿命は35歳と言われた時代もありましたが、今50代でエンジニアやっている人もいるし、それは過去の状況だと思います。あまり悲観的ではなく、学び続けていけばフリーランスとして働き続けることもできるのかなと感じています。年金や社会保障などは一般の会社員に比べてデメリットになっている点もありますが、フリーランスでも会社員でも、その時にちょうどいい働き方を選択していけたらと考えています。
【スキルアップする手段として独立 働きたい環境を自ら作ることを目指して】
清野 瑞穗(せいの みずほ)氏 44歳男性・北海道在住
――――――これまでの経歴と現在の仕事内容
大学卒業後、札幌市内のIT企業数社でシステム開発を経験。小売業の社内SEなどを経て、2018年にフリーランスとして独立しました。今年の8月までは経験を活かし自治体や小売業のシステム開発プロジェクトに参画していました。9月からは北海道内の農業向けシステム開発をしており、お客様先に常駐しています。また、並行して過去に開発を行ったシステムの保守を自宅で行っています。
――――――なぜフリーランスとして仕事をしようと思ったのか
前職を辞めて転職を考えた時に入社したいと思える会社がなかったことと、以前より起業願望があったからです。 フリーランスは、自分がスキルアップしたい分野ややりたいポジションなど、スキルアップにつながる仕事を選んで行うことができるほか、仕事の受注単価も自分で決めることができるため、メリットがあると感じています。
――――――北海道を拠点にしている理由
もともと北海道に住んでいたこともあり、通勤などの負担が少なくて過ごしやすいからです。また、家族がいるため転居させたくないという理由もあります。
――――――日ごろのスケジュール
月曜日~金曜日の9時~18時はお客様先での常駐作業しており、平日の18時以降、土曜日・日曜日に保守システムの問い合わせや改修の作業を自宅でおこなっています。
――――――仕事の受注経路
インターネットで調べて知った案件紹介サービスを使っています。他には、過去に仕事をした同僚や取引先からの紹介もあります。周囲には、自分がやりたい仕事については伝えるようにしています。
――――――地域密着の活動について
過去に数回、仕事で繋がりが出来た方の紹介で、子供向けのプログラミングイベントにボランティアで参加しました。小学生向けにプログラミングの教育イベントで、ボランティアとして小学生を指導しました。以前からこういう機会があれば参加したいなと思っていたため、とても良い機会になりました。
――――――今後の目標について
プロジェクトマネージャーとして経験を積み、IT業界の底上げやエンジニアの地位向上に貢献したいと思っています。また、いずれ自分の働きたい会社を創り、気の合うメンバーと一緒に仕事をするのが理想です。
――――――フリーランスとして活躍し続けるために
このままフリーランスとして仕事を続けていくには、年齢相応のスキルアップを続けていく必要があると感じています。もしフリーランスで身につけられないスキルがあれば、会社に所属をする期間も必要になる時期が来るかもしれないと思っています。
INTLOOP(イントループ)株式会社について
INTLOOP 株式会社は企業の経営課題解決をミッションとし、社員として所属する約70 名の国内系・外資系ファーム出身の経験豊富な自社コンサルタントを抱えるコンサルティング事業と約10,000 名を超えるコンサルタント、エンジニアなどのプロフェッショナル人材を支援する人材ソリューション事業を主軸に展開しています。そのほか、プロフェッショナル人材支援事業で培ったマーケティングノウハウを提供するデジタルトランスフォーメーション事業、先端技術を中心とした開発支援を行うテクノロジーソリューション事業も展開。大手一部上場企業からベンチャー企業まで400 社を超える支援実績があります。
会社名: INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
代表者: 代表取締役 林 博文
所在地: 東京都港区赤坂2-12-31 TAKATAビル2F・5F
設 立: 2005年2月
事 業: コンサルティング、プロフェッショナル人材支援、テクノロジーソリューション、 デジタルトランスフォーメーション
人材紹介、海外進出・販路開拓支援
資本金: 5000万円
URL : https://intloop.com/